PR会社・メディア研究員の視点
8月9日の日経産業新聞5面に記載されていた記事をご紹介致します。
「ビルコム、スマホ専用で フェイスブック通じ贈り物 住所入力不要 女性向けに特化」
インターネットマーケティング支援のビルコム(東京・港、太田滋代表)は、交流サイト(SNS)の知人に互いに住所を知らせずに贈り物ができるソーシャルギフトサービスを始めます。
スマートフォン経由のSNSやネット通販の利用が急増していることから、スマホ専用サービスとしています。
2013年度末までに売上高4億円を目指す模様です。
9日からサービス開始予定のスマホ専用サイト「Okkru(オックル)」の主な特徴は以下の様になっております。
・フェイスブックを通じ、知人にプレゼントを贈ることができ、感謝の言葉などメッセージを送信することが可能。メッセージはフェイスブックアカウントに届き、記載されたリンクから「オックル」にアクセス。住所や配送希望時など受け取りに必要なデータを入力する。
・送付先が決まると贈る側に通知され、クレジットカードなどで決済し、手続き完了。贈る側・贈られる側も相手に自分の住所や電話番号などの個人情報を知らせずにプレゼントのやりとりが可能。
・サイト上に小売店が出店するモール形式で展開(当初は15社でスタート)。ビルコムでは同サイトを通じ、商品が売れるごとに小売店から手数料を受け取る。
・頻繁にプレゼントをやり取りする傾向がある女性向け商品に特化。「かわいらしさ」「上品さ」などを意識し、専属の担当者が各社の商品の中から選択。アロマ用品やキッチン用品などを中心に、年内に1000品ラインナップ予定。女性雑誌を手掛けるフリーの編集者と組んで、季節に合った商品などを集めた特集ページを定期的に開設することも検討中。
プレゼントを贈りたいけど、相手の住所が分からない、もしくは何らかの事情で聞き出せない。そういった「知人」が増えているのも事実です。
実際に私もフェイスブックを使っていますが、確かに住所を知らない人が多いです(笑)。
適度な距離感でお付き合いのある相手に、ささやかな気持ちを表す手段として、非常に画期的だと思います。