電通PRマンが書いた一冊。大手の戦略戦術が参考になります。広報を経営者の視点で、という風に聞こえますが、経営者の視点に立つというよりは、広報の位置付けを社内でどう高めるか、社内広報は一見予算が取りづらいのだが、経営にどうすれば深くかかわっていけるか、を俯瞰して組織バランスのとり方とともに解説されています。経営者の理解者としての広報目線に立つのであれば、広報の重要性や経営への貢献を説くのではなく、現在の広報というポジションをいかに社内に不要なものとし、かつ、今後の経営から末端のマーケティングの中に、広報組織をどう位置付け、どこを目指すべきなのかを示す必要はあると思います。