■前回は、

全体思考法を手に入れると、
社長に目をかけてもらえ、
ビジネスでも一歩抜きんでることができる、

という話をしました。

■そして、

大抜擢される理由として、

○(1)全体思考のビジネススキルの最適化を
行なえるビジネスパーソンの絶対数が少ない。

○(2)そのアウトプットを行動に移して、
実行していくビジネスパーソンは、さらに少ない。

の2つを挙げました。

そこで、今号では、

これらのテーマの締めくくりとして、
全体思考で社長に大抜擢される3つ目となる理由、

○(3)社長は自分と似た人間をブレーンとして強く求めている。

の話をしたいと思います。

全体思考を習慣にして、
そのアウトプットと具体的な行動を
繰り返しているビジネスパーソンは、
すでにビジネス競争人口の全体では、
少数派に位置していると、といえます。

たとえるならば、

人がごった返すフルマラソンのスタートラインで、
あなただけが、バイクに乗って
合図を待っている、そんなイメージです。

すると、今度は、面白い現象が起きます。

あなたが、わざわざ頭角を
現そうと躍起にならなくても、
大勢の中から、社長が、とつぜんあなたを
見つけ出してくれる瞬間があらわれるのです。

どういうことでしょうか。

自然界では、
似たもの同士は、互いに引かれあう特性があります。

たとえば、(+)は(+)に引かれあいます。

杉や松などの植物が一箇所
に群生するのも、同じ原理です。

これは、人間も、同じです。

留学を目指して語学の勉強をしている方は、
意識せずとも、そうした仲間と
出会い、結びつきを強めます。

人との交流を通じてハッピーになりたい
と常日頃から考えている方は、
そうした仲間と交流を深める偶然が重なるものです。

いつも笑っている方のまわりには、
自然と笑いを求める大勢の人が、
いつも他人の悪口ばかりいう方のまわりには、
自然と陰口好きな人が、
やはり、ぞくぞくと引き寄せられていきます。

こうした原理原則が、社長とあなたの
関係でも働かない、と何故いえるでしょうか。

※ 今回は、広くビジネスパーソンの皆様
を対象にしていますが、現役の社長の方も、
これから起業を目指される方も同じです。

自分の右腕となる、広い視野を持った社員
がいない、とため息をつく前に、
まず、あなた自身に似た人間を育てる、という気概を、
持たれてみてはいかがでしょうか。

組織は、その上に立つリーダーの体の一部である、
ということを忘れてはいけません。

体の一部である、ということは、
つまり、それは[ あなた自身を映す鏡 ]なのです。

そして、
日々、多忙を極める社長というものは、
常日頃から、自分と同じ目線、同じ思考、同じ立ち回りで
活躍してくれる強力なブレーンを
社内に求めているものです。

そこに、
同じ思考と行動のパターンを持つあなたが現れて、
しかも互いの間に引力が働くならば、
おのずと、あなたは重宝され、大抜擢されていくのは時間の問題でしょう。

いかがでしたでしょうか。

全体思考によるビジネススキルの最適化と、
それに基づく行動やアウトプットが身に付けば、
おのずと、あなたは集団の先頭を走るようになるでしょう。

そして、

社長が「俺に似てるな」と感じるようになれれば、
おそらく、社長の目にも止まり、仕事に
おいても大抜擢されるようになります。

社長はたえず自分と同じ目線で活躍してくれる
ブレーンを社内に求めているものです。

なにより、
全体思考によるビジネススキルの最適化を、
常に、意識的・習慣的に行なっているのは、
ごく少数ですから。

今号で、このテーマは終わりにしたいと思います。

筆者の実践・筆者の仮説は、次号でも、必ず、ご提示します。

ぜひ、それまでに、
あなたも全体思考を最適化させて、
あなただけの、ハイブリットな、
ベストソリューションを導き出して下さい。

きっと、普通に読み流すよりも、
あなたの血肉となるはずです。

筆者が、このコラムを読むことで
必ず手に入ると提唱する
スキルフレームのひとつ、「ハイブリット(複合)」力も。

本日は以上です。

次回も、実践×検証×理論化による

ハイブリット経営のメソッドを、

ビジネス書100冊分をどっさり凝縮した、

“ 絶対リターン ”を追及する経営者・ビジネスパーソンのための

『超実践ハイブリットエナジー』としてお届けして参ります。

※ 文中では、僭越ながら読者の皆様方を広く
一人称にて表現させて頂いております。何卒ご了承下さい。