皆さまは、自社の強みが何であるか、すぐに答えられるでしょうか?
「品質が良くてと価格が安い」
とか、
「クライアントの立場に立ったサービス提供」
とか。
これらは、素晴らしいことです。
ですが、PRの視点からすると、ちょっと弱いかも知れません。
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では、自社の強みを見つけ出す方法から、考えてみましょう。
強みの分析のためによく使われるのが、3C分析と、SWOT分析です。
「自社・競合・市場」
また、
「内部環境としての強み・弱み、外部環境としての機会・脅威」
これらをブレインストーミングなどを行いながら洗い出して、
「機会を捉えて、強みを活かせて、なおかつ競合がやっていないこと」
を、見つけてみましょう。
それが、自社の本当の強み(コア・コンピタンス)になります。
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さて、先に上げた
「クライアントの立場に立ったサービス提供」
ですが、このキーワードを打ち出して、メディアが取り上げてくれるでしょうか?
特集のタイミングとマッチするなど、よっぽど運がよくないと難しいでしょう。
コア・コンピタンスを見つけ出す、というのは、抽象化のためのアプローチです。
個別具体的な要素を、ひとつの概念にしたものがコア・コンピタンスになっているわけですから、それだけでは、わかりづらいものになるのは当然なんです。
プレスリリースにおいては、キャッチコピーを見ただけで絵が思い浮かんだり、記事の内容を具体的に想像できたりするものが、ベターです。
そのためには、具体的であることが必要条件なんですね。
そこで、行いたいのが、「コアコンピタンスの具体化」です。
一度、概念化したものを、再度、具体化するというアプローチですね。
これをすることによって、コア・コンピタンスを明確に現した「具体的な内容」を見つけ出します。
3C分析やSWOT分析で、洗い出しは終わっているはずなので、そこを再度見なおしてみましょう。
そこに、PRで使える切り口が眠っているはずです。
経営会議で自社の強みを分析したり、方針を決定する際には、ぜひ、もう一手間かけてPRの切り口についても探ってみてはいかがでしょうか?