書店に行けば、現在のビジネスがどのように動いているかすべて把握できます。
ビジネスを行う以上、本を読むことは必須です。もちろん、本を読んで満足するだけではなく、そこに書かれていることを行動に移して検証することに本当の価値があります。これができると、一冊の本が何百万円にも化けます。
ただ、本を読むだけでなく、「どのような本が書店で並んでいるのか」「雑誌の中にどのような広告が載っているのか」「本にはどのような内容が書かれているのか」を注意深く観察してください。
現在では、1日に200~300冊の本が出版されています。これだけの本が毎日出されているにも関わらず、書店の売り場面積は限られています。そのため、書店に置いてある本は選りすぐりの書籍であるともいえます。平積みされている本となると、かなり売れていると思って良いです。人がお金を出して本を買うため、ベストセラー本はリアルな投票の結果です。これが、「売れている本の種類を見れば、今何が流行っているのかを簡単に見極めることができる」
本はある程度の需要がなければ売れません。書店もビジネスで本を売っているため、世の中からの需要が高い本(売れる本)を選別して置こうとします。そのため、どの種類の本が多いかを見極めれば、儲かる分野(需要の大きい分野)かどうかが分かります。
「読者が欲している情報」を本で探す
さらに、インターネットなどを活用して情報発信をする場合、読者がどのような情報を欲しているかまで書店で把握できます。これは、ロングセラーの本に書かれている内容が該当します。
内容が良いことはもちろんのこと、長年にわたって読者が欲する内容の本でなければ、同じ本が何年も売れ続けることはありません。そのため、書店に置かれている本の中でも、「刊行年が古い書籍」には多くの読者が知りたい内容が書かれていると考えてください。