今回はソーシャルメディア、とくにTwitterをビジネスに活用する方法をご紹介します。

前回お伝えしたように、ソーシャルメディアに必要なものはコミュニケーションです。

Twitterは誰でも簡単につぶやき(ツイート)という形で情報を発信することが出来ます。
また、特徴的なのが「フォロー」と呼ばれる機能で、お互いにフォローし合うことで双方向のコミュニケーションを行なうことが出来ます。

さらに、ソーシャルメディアのほとんどがそうであるようにTwitterのサービスは無料です。
簡単に呟くことができ、双方向なコミュニケーションを行える。その手軽さこそがTwitterの最大の武器であると言えるでしょう。

手軽でしかも無料なTwitterは、キャンペーンや広告に予算をかけられない中小企業にとって理想的なツールです。
たとえばアメリカのとある小さなピザ屋はTwitterを顧客との直接コミュニケーション手段として活用しています。

割引販売といったリアルタイムでお徳な情報を発信したり、セール情報だけでなく地域の話題や豆知識などをお伝えしてユーザーとの会話に力を注ぎました。

その結果、Twitterから購買につながった顧客が全体の売り上げの15%を占めるようになったそうです。
このようにセール情報などの広告と、顧客とのコミュニケーションのためのメッセージを交えることがTwitterをビジネスに活用する秘訣です。

ただ、情報を発信して終わり、ではいけません。

Twitterから自社サイトへのアクセスはどの程度増えたか、Twitterで行なったキャンペーンは売り上げにどの程度貢献したか・・・
そういったデータをとり次へ活かすことも重要です。

最後にTwitterを運用するうえで行なってはいけないことを挙げます。
それは、ビジネスとプライベートの発言を混同してはいけない、ということです。

手軽さゆえに思いついたことや気がついたことをすぐに発信できてしまうのがTwitter。
失言には十分気をつけなければなりません。プライベートな発言や、攻撃的な発言は避けるべきでしょう。

初めから辛口なコメントを売りにしていたり、ユーモアが人気の要因となっているのであればそういった方向性でいくのも間違いではありませんが、一般的な企業であるならばビジネスとプライベートの区別はしっかりと持つべきです。

ごく当たり前のことなのですが、Twitterではときどきこの常識を忘れて失言をしてしまうケースがチラホラと見られます。

これからTwitterをビジネスに活用しようと考えている方は、十分にお気をつけください。