スポーツ用品業界の市場規模は1兆3000億円程度で、中長期的には拡大が続いている。
他業界と比べて比較的好調の理由は消費者の間で高まっている「健康志向」の影響が考えられる。
そこで、アシックスは、アジア地域では、中国、香港、台湾、韓国、インドの他シンガポール、フィリピン、タイ、マレーシアなどASEAN各国に進出。
ターゲットはマラソンに参加する中産階級以上で、かつ肥満や健康に対して意識が高い人々。
マラソンに参加する主な階層は、中産階級以上で健康に対して意識の高い人。
マラソン大会には必ずフルマラソンだけではなく、10kmやハーフマラソンが併催される。
フルマラソンを走るトップランナーだけではなく、健康のために時々走る人、ウォーキングをする人もターゲットに含まれている。
テレビCM、雑誌媒体への広告出稿をすることで認知度を高めた。
近年メディア戦略の中心となっているのが、各国共通で実施しているマラソン大会への協賛。
現地の大規模なマラソン大会に協賛することで、ブランド認知の拡大を図る。
また、マラソン参加者全員や完走者には限定で競技用Tシャツを、関係者やボランティアにはシューズなどの商品を提供。
【PRのポイント】
現地の大規模なマラソン大会に協賛することで、ブランドの認知力が高まる。また、ターゲットである中産階級の人々に認知されやすい。