PR会社・メディア研究員の視点

8月1日の日経産業新聞17面に記載されていた記事をご紹介致します。 

「サイト訪問した企業解析 電話営業を代行 イノベーション」

企業向けマーケティング支援のイノベーション(東京・渋谷、富士直人社長)は顧客企業のウェブサイトを訪問した企業に対し、電話営業を代行するサービスを近日中に始める模様です。

顧客企業に関心がある可能性が高い層にターゲットを絞り込んで営業することにより、人件費の圧縮および効率的な販促活動が可能になるそうです。

同社は大企業を中心とした約10万社について、ネット上の住所に該当するIPアドレスデータを保有しています。

ウェブサイトにアクセスしたIPアドレスを解析、企業名までを割り出すサービスを展開しており、既に約250社が活用中です。

また、顧客企業の承認を得た上で、電話営業を代行するサービスも追加する予定です。

同社が運営するコールセンターでは、約50名のスタッフが担い、料金(税別)はアクセスした企業の解析サービスが初期費用10万円、月額利用料が2万8000円から。

電話営業代行サービスを利用する場合、追加料金は初期費用10万円、月額利用料7万円からとなっています。

新サービスに関しては、パッケージソフトを販売したいIT企業、オフィス移転などを手掛ける不動産会社等を中心に、初年度100社の利用を目指しています。

顧客の関心事などがある程度分析できるサービスを利用しているので、費用対効果があり、角度の高い営業活動が見込めそうです。

従来の営業手法と併行する形でテスト導入してみるのも良い手かもしれません。